05. I.

思い出すだけで苦しくなるほど長くて

今になってしまえば一瞬のことであったように感じる

 

後ろにはやり場のない静寂だけが佇んでいた

突如として君の時間だけが止められた

 

あれから容赦なく季節は流れ

空白ばかりが増えてゆく

 

大切な言葉はいつだって手遅れで

自分ではない何かとして生きる生活を悔やんだ

 

凍り付いた時間も、この体も

最後はきっと"I"を成して